130人が犠牲「水族館の惨劇」のあり得ない結末

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北朝鮮では当時、金正日総書記の豪華別荘の建築が極秘裏に進められていた。一部で「水族館」の呼び名で知られていたこの施設は、その名の通り、1階に世界中の珍しい魚を集めた水族館を配し、上層階には金正日氏のための健康施設や寝室、宴会場が設けられた。

ところが、完成間近となったある日の明け方、1階の作業場が突如として猛烈な炎に包まれた。あちこちにペンキやシンナーなど揮発性の物質が置かれ、空気中にもそれらが漂う中で、誰かがタバコに火をつけたのだ。1階で寝ていた人々は炎に巻かれて死亡し、上層階の人々は窓から墜落死した。犠牲者は130人を数えたという。

北朝鮮では男性の多くが兵役を経ており、そこで建設作業を経験した人が多いとは言え、党幹部や外交官が建築のアマチュアであることに変わりはない。それなのにこのような工事に動員されたのは、最高指導者の「淫靡な秘密」を守るためだった。

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そして、事故の処理の仕方も「あり得ない」と思えるものだった。