当局は、犠牲者の死因を遺族に対しても徹底的に隠ぺいし、「祖国のための重要な事業に携わり、事故で亡くなった」とだけ説明。勲章を与えてウヤムヤにしてしまったという。
いま、金正恩氏が力を入れているプロジェクトの中に、少なくとも表向きは、自身のための豪華施設は含まれていない。しかし、経済制裁下にある厳しい状況の中、「急げ、急げ」とハッパをかけるのは、本人の実績作りのためだろう。
(参考記事:金正恩氏の背後に「死亡事故を予感」させる恐怖写真)国家指導者ならば実績作りに熱中するのも当たり前かもしれないが、労働者の安全をいかに重視したかも大事な実績になり得ることを、金正恩氏には知ってもらいたいものだ。
(参考記事:「手足が散乱」の修羅場で金正恩氏が驚きの行動…北朝鮮「マンション崩壊」事故)