韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使は月刊朝鮮の記事を読み、自身のブログにこう書いている。
「洪英姫まで銃殺されたとしたら、金正日が映画革命の主人公として押し出した洪英姫や、歌劇革命である『花を売る乙女』の主人公として押し出した崔恵玉(チェ・ヘオク)がすでに、北朝鮮にいないということになる」
ここで太永浩氏が「銃殺」の可能性を論じているのは、北朝鮮においては政治犯となった俳優の作品が視聴禁止にされており、過去に数多くの前例があるためだ。
ただ、洪英姫が処刑されたとの具体的な情報があるかと言えば、今のところそうではなさそうだ。作品が視聴禁止になったのは、他の出演者などが原因である可能性もある。それに、彼女の代表作である「花を売る乙女」は、いまだ視聴禁止にはなっていない。もっとも、たとえ彼女が粛清されていても、金正日総書記が制作を指揮したとされる同作品が禁止指定されることも考えにくいのだが……。
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