「国は農業機械用の燃料を配給しないのに『田植えをシーズン中に終えろ』とうるさい。そのため農場は、商人から農業機器ようの燃料をツケで購入して田植えを行っている」(情報筋)
慈山協同農場など、現段階で田植えを半分以上終えられたところは、このようなツケで燃料を確保し田植え機を使っている。ツケは、秋の収穫後に倍にして返済する条件で、農民の足元を見た暴利と言える。
このような「ツケ」は、今に始まったことではない。
「(1990年代後半の大飢饉)『苦難の行軍』の後から、協同農場は毎年春になるとトンジュ(金主、新興富裕層)からカネを借りて、ビニール膜、肥料、農薬を市場で購入するようになった」(情報筋)
(参考記事:「街は生気を失い、人々はゾンビのように徘徊した」…北朝鮮「大量餓死」の記憶)