ワシントン・ポストは28日、韓国国家情報院対北室長を務めたユーワン大学のユ・ウォンデ教授の話として、ホンチャン氏が過去数年間、北朝鮮亡命政府の樹立を準備しつつ、金正男氏にその指導者を引き受けてほしいと要請したが断られたと報じている。
10人のメンバーの中には、イ・ウラム、サム・リュという、韓国系と思われる名を持つ米国国籍者も含まれている。
ホンチャン氏は襲撃の6時間前、マドリード市内の店で拳銃、銃弾、コンバットナイフ、目出し帽などを購入した。2月22日の16時34分(現地時間)に大使館に到着し、ユン・ソッコ代理大使との面談を求めた。ホンチャン氏はこの2週間前、企業経営者を装い、北朝鮮に投資したいとしてユン氏と面談していた。
大使館職員が庭に出てきたところで他のメンバー9人とともに大使館に侵入、暴力を振るい、複数の職員をケーブルや手錠で縛り上げ、監禁した。