北朝鮮で「キムチ漬け込み」巡り熾烈な争い

白菜、トウガラシ、ニンニク、塩辛などキムチの材料を買い求める人々で、市場がごった返すすきを狙った犯行だ。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋が語った事件の顛末は次のようなものだ。

清津(チョンジン)市内の水南(スナム)市場で今月20日、コメを入れて運ぶリュックを背負った女性2人が、乾燥トウガラシを売る商人らに接近し「農村からコメを売りに来たが、ついでにトウガラシの値段を知りたい」と話しかけた。

2人の言葉遣いや身なりは典型的な農村女性のもので、汗をかきながらリュックを背負っている様子を見て、商人らは何の疑いも持たなかったという。トウガラシを眺めていた2人は、ある60代の商人の前にリュックを置き、「ここのトウガラシがいい」と言って手にとった。

商人が天秤に重しをつけて重量を測った。2人は首を横に振って「もっと重いはずだ、もう一度量ってほしい」と言い出した。商人は「そんなはずはない」と反発した。

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