ペット盗難多発で「北朝鮮機関」に疑惑の目…アフリカ・ナミビア

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現地でペットの犬や猫が盗まれる事件が多発。疑惑の目を向けられた北朝鮮機関の関係先をジャーナリストが調べたところ、犬の足や動物の死体が散乱していたというのだ。事件は現地の新聞に取り上げられ、かなり大きな騒ぎに発展したという。

犬肉食がタブーとされる国で、こうした騒ぎを起こすのはさすがにいただけない。

ただ、ここで敢えて弁護するならば、北朝鮮の人々だって、本来はそれくらいの分別を備えている。筆者は現地を直接取材したわけではなく、ここからは推測になるのだが、事件の背景には北朝鮮本国による、派遣労働者からの収奪があるように思われる。

国連のダルスマン北朝鮮人権特別報告者によれば、北朝鮮は東南アジア、アフリカ、中東などに5万人以上の労働者を派遣し、年間で最大23億ドル(約2760億円)の外貨を得ているが、当の労働者たちはきわめて劣悪な条件に置かれているという。