「4月5日、ある人々が食堂後門の方にバスを止めて、新たに運営する食堂へ移動サービスに行かなければならないと言って従業員を乗せた。(中略)事が尋常でないということに気付いたチェ・レヨンさんがまだバスに乗っていない友だちに逃げろと言ったので、数人だけが急いで正門の方から抜けて食堂を離れた」
(参考記事:「食堂の責任者が国情院チーム長にペコペコ」脱北ウェイトレスの同僚らが証言)北朝鮮当局は昨年6月、韓国が集団脱北した女性従業員らを送還しなければ、南北離散家族の再会事業に応じない方針を示した。最近の南北対話では、女性従業員らを送還しないまま、8月に離散家族の再会を実現させることが決まっている。とはいえ、北朝鮮側は従来の主張を引っ込めたわけでもない。
現在の状況を受けて、北朝鮮側が文在寅政権への揺さぶりを強めるのは間違いないだろう。
(参考記事:20代美人ウェイトレスを直撃…「北朝鮮レストラン」の舞台裏)